東京公園散歩

公園を訪れ地域の歴史・地理について理解を深める

035みずのとう公園

みずのとう公園
中野区江古田1丁目
20200125
☆☆

野方配水塔、住宅地にひっそりと佇む巨大建築物。突如視界に現れ驚かされとても印象深い。長年一度訪れてみたいと思っていた。荒玉水道上にあり多摩川の水を板橋区大谷口まで排水する為の中継として機能していた。今が使用されておらず、震災対策用応急給水施設として地下に100立米タンクに飲料水が蓄えられていることを示す看板が立っていた。昔、京王線桜上水駅近くに住んでいたころ、まっすぐ伸びる荒玉上水道路(都道428号線)が気になり調べたが、高円寺の南側、環七を超える前の青梅街道にぶつかるあたりで直線道路が途絶えていることに疑問はなかった。その後はっきりとした直線道路は消えるが、荒玉水道道路を延長すると、中野駅北側の中野通りにある新井五差路交差点あたりで中野通り(都道420号線)にぶつかる。その後中野通りが延長線上とよく一致しそのまま大谷口給水所へ繋がる。中野通の地下には水道管が眠っているのだろうか。もっと大きな疑問は荒玉水道というくらいだから果たして荒川まで伸びているのだろうか。

さて配水塔の周りの西半分が公園になっていて、大きな針葉樹に覆われている。東側は幼稚園で回り込むことができず、実は幼稚園側が配水塔の正面のようだが見ることができず残念。遊具はブランコがひとつだけ。コンクリート製の円形ステージがあり、ステージ上には円周上に7本程の石柱といくつかのカラフルな丸ベンチがある。石柱の上端面は何かを接合していたような形状で、過去上に何か構造物を載せていたのだろうか。

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