東京公園散歩

公園を訪れ地域の歴史・地理について理解を深める

032東伏見公園

東伏見公園
20200105
西東京市東伏見一丁目
☆☆☆☆

長い長いローラー滑り台を目当てに電車に乗って訪れた。武蔵関駅を下車して南側ロータリーから線路沿い西へ進むと10分とかからず到着する。

住宅街から急に視界が開け、ぽっかりと青空が広がる。目の前は小高い丘で、頂上から繋がるローラー滑り台が見える。さっそく試してみようと緩やかな階段を登る。ちょっとした登山のよう。何度も繰り返すことになるので良い運動だ。階段脇には一部ネットが張ってあり、我が子は自然に誘導され更に体力作り。頂上に着くと子供達が列を作って並んで順番を待つ。よい社会勉強だ。滑り台に登ると公園が一望でき、西には富士山がよく見える。いよいよ順番となり、子供を足の間に抱え滑りだし。持参したダンボールがよく滑り、結構なスピードがでて子供は大喜び。大人も楽しい。距離があるだけに高揚感が持続する。この公園に来るほとんどの子供がこのローラー滑り台目当てと言っても過言ではないだろう。朝駅前でばったり会ったパパとものアドバイスに通り、お尻保護のダンボールは必須アイテムだ。

丘の南側に小さな子供達のスペースがあり。SLの形を模した遊具、鉄棒等がある。

そこから更に、空母の滑走路のように敷地が南の空に伸びる。端まで行ってみると、公園の下を貫通する伏見通りのトンネル入口であった。

公園の外周に沿ってぐるりと一周したが、ローラー滑り台や遊具があるのは伏見通りの東側で、公園全体の半分以下。西側は芝生や土の広大な広場が広がる。風がよく抜け凧揚げに興じる親子をたくさん見た。健康遊具ばかりを集めたエリアもあった。

そしてこの公園、舗装されていない遊歩道、壁で覆われたエリア、そして土地買収に関する掲示など、どう見てもまだ造成中のようだ。調べてみるとまだまだ広がるようで、隣接する東伏見稲荷はすっぽり包み込まれ、その西側は、今は住宅街が広がっているが、西武柳沢駅前の柳沢図書館の東側から真南に青梅街道へ伸びる道路まで、南側も石神井川を越えて青梅街道までが、全て公園となるようだ。東京都建設局のウェブページに掲載されたパンフレットに完成時のイメージスケッチがあり、ローラー滑り台は確認できず、その辺りは森となっている。伏見稲荷の森も拡大しているようだ。石神井川を利用した親水広場もできるとある。公園の一部なのか、石神井川に沿って隣の武蔵関公園まで繋がる遊歩道が整備されるようだ。非常に楽しみな計画ではあるが、これほど広範囲に渡る土地買収が上手く進むのだろうか。マップサイトの衛生写真で見る限り、比較的新しい家もあるようだ。

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